
マロが変わったな、と気づいたのは13歳を過ぎた頃のことでした。
最初のサインは公園での出来事
いつも通り公園に散歩に行ったある日のこと。知らない人がマロに声をかけてくれたのに、まったく気づかず素通りしてしまいました。それまでのマロなら絶対に反応していたのに。
名前を呼んでも振り向かない。声をかけても反応が薄い。最初は「歳をとって耳が遠くなったのかな」と思っていました。でも何かが違う、という感覚がずっとありました。
ぐるぐる歩きが始まった
しばらく様子を見ていたある夜、マロが同じ場所をぐるぐると円を描くように歩き続けていました。止まらない。疲れても止まらない。その姿を見てはじめて「これは認知症かもしれない」と思いました。
ネットで調べると「ぐる活」という言葉が出てきて、犬の認知症のサインのひとつだと知りました。獣医師に相談すると、犬の認知症と診断されました。特効薬はなく、できることをしながら付き合っていくしかないと言われました。
藁にもすがる思いで犬の鍼灸へ
認知症の診断を受けてから、何かできることはないかとずっと調べていました。そこで出会ったのが犬の鍼灸です。足腰にもいいという話を聞いて、試してみることにしました。
鍼灸は受けてよかったと思っています。マロも嫌がる様子はなく、施術後は少し落ち着いた様子でした。看護師として「鍼灸で血流が改善されて体が楽になっているのかも」と感じました。
それでも進んでいくぐる活
鍼灸を続けながらも、ぐる活は少しずつ進んでいきました。狭いところに挟まってしまうことも増えていって、目が離せない日々が続きました。
介護って、してあげられることを全部やっても、それでも進んでいくんだなと実感した時期でした。
同じ状況のあなたへ
「うちの子も最近なんか変かも」と感じている飼い主さんへ。早めに獣医師に相談することをおすすめします。そして犬の鍼灸も選択肢のひとつとして知っておいてもらえたらうれしいです。
完璧な介護なんてないけれど、できることを一つひとつやっていく。それだけで十分だと、今のわたしは思っています。


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